理系学生のための就活スケジュールと時期ごとの準備の解説
就職準備を始めていくなかで、「就活のスケジュールや流れは?なにから始めればよい?具体的な対策は?」など気になることが沢山あるかと思います。
特に理系学生の方は試験勉強や課題提出に加えて研究室の準備も始まるため、全体像を理解してスケジュール管理を行い、就活に臨む必要があります。
本記事では、一般的な系学生の就活スケジュールに加えて、各プロセスで押さえておくべきポイントをご紹介していきます。
理系学生の就活スケジュールの全体像
今回は「研究テーマが決まっている場合・研究室のみ決まっている場合・なにも決まっていない場合」に分けて、それぞれ研究内容の書き方についてお伝えしていきます。
≪準備期間≫学士3年・修士1年 8月~翌年2月
【1】情報収集
まずは業界、職種について「知らないこと」をできるだけ無くしていきましょう。
「もっと早く知っていればよかった…」と後悔の無いように、
学んできたこと(専攻)や自身の強みを活かせる仕事、興味のある仕事はどのようなものかなど、まずは幅広く業界や職種の理解を深めてください。
また、その仕事が自身の求める条件(働く上で大切にしたいこと)を叶えることができるのかを知ることが、後の意思決定で大切になってきます。
そのためにも、インターンシップ&キャリアへ積極的に参加していくことをおすすめします。
【2】自己分析
自己分析とは「現時点で、自身の過去を振り返り、将来やりたいこと、ありたい姿を決めること」です。
「自己紹介、ガクチカ(学生時代力を入れたこと)、自己PR、長所と短所、就活の軸」など、
基本的な質問に対する回答を準備しておきましょう。
準備段階で自己分析を固めておくことで、本選考開始以降に「企業研究」に集中することができます。
・学校推薦で就活をする場合
12月~翌年1月にかけて学校推薦説明会や希望調査、募集予定企業の求人票が公開され、
一般的には1月~2月で推薦応募の受付が開始します。
※受付開始時期は学校によって異なるため、必ずご確認ください。
≪活動期間≫ 学士3年・修士1年 3月~ 学士4年・修士2年 5月
いわゆる「就活」が本格化する時期です。
単位を落とさないよう学業との両立も重要なため、
3月までに準備をしてきた情報を元に受ける企業の選定をして、自身の就活軸に合わせてエントリーシートの提出を進めましょう。
企業へのエントリーシート提出、企業説明会への参加をしながら企業研究の深掘りを徹底的に行い面接に備えてください。
企業ごとに選考フローやスケジュールが異なるため、志望する企業に関しては必ず確認しましょう。
≪決定期間≫ 学士4年・修士2年 6月1日以降
面接などを行い、一般的に採用が確定する時期です。
自身のファーストキャリアを決める大事な選択なので、改めて「学んできたことや強みを活かせるか、自身の求める条件(働く上で大切にしたいこと)が叶うのか」を考えて意思決定をしましょう。
また、意思決定に悩む場面も出てくる場合もあるかもしれませんが、その際は企業への懸念点(決断しきれない理由)を明確にすることが重要です。
例えば、仕事内容への不安、社風が合うかどうか、求める条件に当てはまっているか(研修制度・給与・勤務地・評価制度・キャリアステップ等)などがあげられます。
優先順位を付けたうえでそれぞれ懸念払拭し、承諾する企業を決定しましょう。
以上が理系学生のための就活スケジュールと時期ごとの準備となります。