集団面接を知り対策しよう

集団面接は、一対一の個別面接に比べて準備が不十分になることがあります。「自分だけが面接官と話すわけではないからなんとかなるだろう」と油断してしまう人や、対策に関する勉強に手を抜いてしまう人は少なからずいます。集団面接には、集団面接ならではの対策ポイントがあります。ここでは集団面接のポイントをお伝えするので、今一度おさらいしてしっかりと準備しましょう。

集団面接とは?

集団面接とは、複数の就活生が同時に受ける面接です。面接官は一人の場合も複数人の場合もあります。全員に対して同じ質問が投げかけられることが多く、自己PRや学生時代に頑張ったことなど定番の質問が多い傾向があります。

個別面接と大きく違うところは、他の就活生の受け答えを目の当たりにし、他の就活生の前で受け答えをする点です。集団面接の対策ポイントはこの点に大きく関わってきます。

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集団面接の対策ポイント

それでは、集団面接の対策ポイントをおさえていきましょう。

他の就活生と比較される可能性を意識する

集団面接では、マナー、コミュニケーション能力、人柄、ポテンシャル、志望度など、基本は個別面接と同様の点を見られていると意識する必要があります。ただし気をつけたいのは、集団面接では他の就活生とあなたを比較されてしまうということです。

面接の評価は、絶対評価(その人自身を基準に見合うかどうかで評価)のケースもあれば、相対評価(就活生同士を比べてより優れている人を評価)のケースもあり企業によって異なります。ですが、いずれにせよ、複数の就活生を同時に面接している面接官からすれば、就活生同士の差は目立って見える可能性があります。マナーがなっていなかったり、受け答えがスムーズでなかったり、声が小さかったり、表情が暗かったりというようなことがないように気をつけましょう。集団面接だからこそ十分に準備することが大切です。

長々と話さない

集団面接では、複数人数がいるため、一人ひとりに与えられた時間は短い場合があります。他の人に迷惑を掛けたり面接官に「自己中心的」「空気が読めない」といった印象を与たりしないように、自分だけが長々と話すことがないようにしましょう。

回答は早すぎず、遅すぎないスピードで落ち着いて答える練習をしておくとよいです。

質問をしっかり聴き、他の人の発言に惑わされない

他の就活生が同時に受け答えする集団面接では、周りに気をとられて集中力が途切れてしまう場合があります。想定される状況をあらかじめここでおさらいしておきましょう。

CASE
01
一番初めに回答することになった

自分が最初の回答者になる可能性もあるため、質問にははじめからしっかり集中しましょう。

CASE 02前の人の回答がとても優秀

回答が二番目以降の場合でも油断はできません。前の人の答えに左右されて、自分の答えがぶれてしまうケースがあるからです。

例えば、とても優秀な発言をした人がいた場合に、萎縮して思うような回答ができなくなり、もっと優れた回答をしようとしてまとまりのない話をしてしまうケースはよくあります。

しかし、他の人がどれだけ優れていても極端に気にする必要はありません。過度に緊張して自信なさげに話したり、自分を誇示して取り繕ったりするのではなく、堂々と落ち着いて自分なりの受け答えをしましょう。

CASE 03前の人が誤った答え方をした

前の人の答えに左右されるケースは他にもあります。
質問に対してずれた答え方をしてしまった人がいた場合に、間違いに気づいていてもその人と同じように答えてしまうケースです。

例えば、「簡単に自己紹介をお願いします」という質問があった場合です。

これに対しては、「学校名(学部)、氏名、短い自己PR、あいさつ」などの内容で短く答えるケースが多いです。

「マイナビ大学社会科学部から参りました、山田太郎です。学部では環境法のゼミナールで代表を務め、企業のCSRに関するセミナーイベントの運営活動をしております。本日はよろしくお願いいたします。」

といった具合です。

ところが、中には、自分を売り込むために長々と自己PRを話してしまう人がいます。ここは「簡単に」といわれているので短く一言で伝えるべきところです。「前の人がこれだけたくさん自己PRをしたのだから、同じくらいたくさん話さなければ」と考える必要はありません。

他の人の回答に流されずに、自分は自分で、質問に的確に答えることに集中しましょう。

CASE 04他の人の答えと重複してもOK

集団面接では他の人と答えが重複してしまうことがありますが、重複しても問題ありません。具体的に話す中で自分ならではの答えを伝えられればOKです。

例えば、「企業のどこに魅力を感じるか?」という質問に対しては、魅力を感じるポイントは誰かと同じでも、理由を答えることで価値観や考え方など自分らしさを伝えることができます。

「○○さんに先に言われてしまったのですが、」「○○さんと同じなのですが、」という前置きは必ずしも必要というわけではありません。自信をもって答えましょう。

CASE 05他の人の話を聴く姿勢も重要

自分が話しているときだけでなく、他の人が話している間の態度も面接官は見ていることがあります。他の人が話しているときは、話し手の方を見て、軽くうなずきながら話を聞きましょう。少し口角を上げると表情が和らぎ、落ち着いて余裕のある印象を与えます。

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